「牛も爪を切るの?」
非常に多く聞かれるワードです
牛も人間同様に爪は伸びます
自然な環境(放牧など草地)で生活している場合、牛は草を食みながら歩いている為、爪が伸び続ける事は少なく、かつ伸びすぎた爪が折れても、牛が痛みを現す事は稀でした
蹄は牛にとって第2の心臓
歩くことで血流ポンプ機能を発揮し、爪を健康に保っています
現在の乳牛は、大規模の集約農家が多く、牛達がコンクリートの上で生活するスタイルがよく見られるようになりました
牛舎という大きな牛の家で、牛をまとめて飼う事で、労働の省力化を実現しました
放牧地での草地の管理や広大な土地の確保は難しく、舎飼いすることで、掃除もしやすく、牛を一頭一頭、目が届く範囲におくことで、管理もしやすくなりました
しかし、本来、草地で草を食みながら歩いてた牛達にとって、コンクリートの上で生活することにより、蹄への負担が増加しました
「柔らかい所から硬い所へ」
「歩き続けていた環境から、制限ある距離のみ歩く」=血流阻害=爪が傷む


我々、削蹄師は爪を短く切るだけではなく
その環境にあった爪の形を作り、病気を減らす削蹄を求められるのです
会社のモットー

牛のため
酪農家さんのため
自分自身のために
進化し続ける


牛の事を一番に想い、牛のために尽くすことで、酪農家さんのためとなり、結果、自分自身のためにも成る
必ず努力は報われて、自分に返ってくると信じています
常に努力をおしまず、永遠に勉強です
削蹄技法

Functional Hoof Trimming(機能的削蹄)を実践
自然ではない環境下(コンクリート床)にいる牛達にとって必要な蹄の長さ、厚みを提唱した、現代酪農の牛達に適した削蹄技法です
我が社では、この機能的削蹄で年に2〜3回の全頭削蹄を実施しています
現在、アメリカ製のコンフォートシュート2台を使用し、電動グライダーを用いています
また、アルミ柵を組み立てる事で、誘導通路を作成し、牛を引っ張るのではなく、追い込むことで省力化し、削蹄時間も約3分で、牛への負担も軽減しています
酪農先進国であるアメリカをはじめ、機能的削蹄の起源であるダッチメゾットがうまれたヨーロッパなど、蹄に関する知識や最新情報を習得するために、海外へ研修にも行きます
2年に1度、世界のどこかで開催される国際蹄病学会にも参加
(イギリス・ドイツ)
削蹄スクール
(アメリカ・オランダ・スペイン)
←オランダのピーター・クラスターマン先生
→アメリカのカール・バーギー先生
左 林タカヒト師匠
真ん中 スペインの削蹄枠ANKA社長エイドリアン